29erバイクスタンドの問題。

29erバイクを手にしたわけですが、いろいろと準備不足だったこともあり、バイクを保持するにあたり必要な品々が結構あることに気が付きました。
バイクを保管するための「スタンド」もその一つ。
実は、バイク購入前は持っている品々で何とかなるだろうと、たかを括っていたのですが、規格に合うものがないことが判明。

ロードで使っていたスタンドなら700Cなので使えると思っていましたが、爪の長さが届かずグラツキまくっていました。

そんなわけで、使えそうな安価なものを購入してみましたが…。
ミノウラのチェーンステイにバイクを乗せるタイプのディスプレイスタンドです。
売り文句では、すべてのバイク(もちろんMTBにも)使えるということでしたが、これが失敗!




一応、ハブの幅に応じてアダプターを付けたり外したりして、万能に合わせられる。
MTBはハブ幅が広いので、外した方がマッチするとありましたが…。

まず、一見するとうまく乗っているように見えますが、アダプター付きだと幅が狭くなるため、チェーンステイの前部に乗せることになります。
まぁ、これがグ~ラグ~ラと揺れるわけです。



んでもって、アダプターを外すと後方にセットできるわけですが、いかんせん巨大なスプロケと干渉します。
また、このバイクはチェーンステーイの下に、RDメカのワイヤーラインが走っているため、安定さはなし。


何よりも、致命的だなと感じたのは、タイヤが地面に接地してしまうことです。
これでは安定しませんね。
どうなんでしょう。今ではほとんどのMTBは29erであると感じますが、29erバイクのタイヤは巨大すぎるせいかどうやっても地面に接してしまいます。
あぁこれが通販の怖いところ。(´・_・`)
はっきり言って使い物になりませんでした。(´;ω;`)
やはり、きちんとした29er用のバイクスタンドを購入しようと思います。
それほど高い買い物ではなかったのが幸いでしたが、こういうこともあるということでしょうかね。
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13年ぶりのNewバイク【TREK X-Caliber9】降臨!

自身の身体の問題が(取りあえず)一つ解決したところで、もう一つの問題(といっても趣味の領域であるが)を解決することにしました。
2009年に購入したMTB(XTC3)の問題です。
大変気に入っていて、今でも大事に乗っているマシンですが、購入から13年も経過してくると、さすがに規格がガラパゴス状態になってきます。(´・_・`)
特に現在のMTBでは、29インチ(29er)が主流となっていて、26インチは絶滅状態。ヘッドもテーパード化され、フロントにディレーラーは存在せず、リアカセットは11枚~12枚の超ワイドレシオ化されています。
最早、全く別の乗り物へと変化してしまいました。
流行りに飛び乗ることを嫌う自分ですが、流石に限界が近い。
何よりも、チューブ一つのパーツが入手困難です。
そんなわけで、手術頑張った自身へのご褒美(?)というわけではありませんが、13年ぶり(スポーツバイクは9年前のロード以来)に愛車を更新しました。(゚∀゚)
財政的にハイエンドモデルは購入できません。
手ごろ(比較的安価)で、本格的なものを物色してきました。

まずは、おなじみの「ジャイアントXTC SLR2」
一番先に目に留まったマシンです。
一応、ショップに問い合わせをしてみました結果…
「注文は受けられないことはありませんが、今年中の入荷はおそらくないと思います。いつになるかは全くお答えできません。2023年度モデルの発表もおそらくないでしょう。」
との回答。(´;ω;`)
やはりコロナの影響で、相変わらず物流が滞っています。
来年以降なんて、お金が残っているかどうか不明なので、ここで頓挫しました。

次に、「スペシャライズド チゼル」です。
スペシャのMTBは、毎年早々に売り切れてしまいますが、やはり「完売」状態。
これも不可能。(´;ω;`)

そんな中、トレックのハードテイルモデル。
「エクスキャリバー」に目が行きました。
しかし、希望のバイクは地元ではやはり入手不可。トレックのHPなどを検索して、比較的近くの店に在庫があることを発見。
早速その店に問い合わせすると。「ご希望のサイズのバイク、ございます。」との回答。
これは、ある意味「縁があった。」と解釈し、このマシンに決めました。.゚+.(・∀・)゚+.
エクスキャリバーの中では最高位の「エクスキャリバー9 2022」です。
この時期に、バイクが入手できるだけでもラッキーかもしれませんね。

んでもって、早速お店へお邪魔しました。
郡山市の「サトーサイクル」さんです。
ご家族で経営しているようで、息子さん(?)が大変親切にお迎えしていただきました。
いわき市から来たというと、いろいろな雑談も交えて、笑顔で会話ができます。
店の中を見せていただくと、「こりゃ一日いても飽きないぞ」といったバイクの充実ぶりです。





目に留まったのは、「プロキャリバー」でしたが、ここはぐっと我慢。

初期整備をしてくれるということで、近くでランチを取りながら待つこと1時間。
引き取りに行くと、ある程度の説明を受けました。
まぁ、26インチと29インチの違いはあれど、扱いはそんなに変わるもんでもありません。

お店の特典が得られるカード登録まで発行してくれました。

さぁ、持ち帰ってきたマシンがこちらです。
ドリンクホルダーやリアライトなどは合わせて購入しました。

じっくり眺めると、これまでのXTCとは違う存在感を醸し出しています。
とにかく迫力があります。
ヘッドのテーパード、ブースト化された足回り。
全てが新鮮です。初めてXTCを購入した時の感覚に近いそれがありますね。
サイズは「ML」です。身長176cmの自分にはジャストなサイズです。
パーツはエントリーとミドルグレードの中間的な感じでしょうか。




サスフォークは【ロックショックス Recon Gold RL】です。
高機能ではないですが、上位モデルへの変更も視野に入れれば、まずは十分なエアサスフォークです。

シフターは【シマノ SLXグレード】です。
変速に支障はないと思います。XTランクの一つ下グレードかな。


そして、何よりも感動したのがこれ。
最初から【ドロッパーシートポスト】導入です。(゚∀゚)
とにかく上がったり下がったりするのが楽しくて、しばらくはこれだけで遊んでいました。
トレイルや下り、信号待ちでも活躍してくれそうです。

クランクはシマノですが、【MT611】という無印の30Tチェーンリング。
これはいずれは交換対象になると思います。幸い、ホローテックBBのようなので、簡単に換装できそうなのがGood。

RDメカは【シマノXTグレード】。
XTパーツは何も言うことがありません。自分にとっては信頼度100%パーツです。(゚∀゚)

タイヤは【MAXXIS ARDENT 2.35】の”チューブレス”です。
このモデル、「チューブレスレディ」という、チューブレス化が簡単なボントレガー製ホイールですが、シーラントぶち込んで既にチューブレスになっています。
低圧走行も安心ですな。

カセットは【シマノSLXグレード】です。
10-51:12スピードという最近流行りの超ワイドレシオ規格ですね。
おそらく問題はないでしょうが、ここも激しい消耗品になります。
上位への交換はあるでしょう。

さぁ、唯一個人的に「?」なのが、このリアハブです。
「141ブーストQR」という、独自規格のものです。
普通に走行する分には問題はないでしょうが、将来的にホイール交換の選択肢が今のところほぼありません。
それでもいろいろ事前に調べたところ、やはりトレック・GT系のこのリアハブに悩んでいる方は多いことが分かりました。
しかし、マビックをはじめとするいくつかのホイールメーカからは、アダプターが販売されており、これによって148ブーストを141ブーストQRに変換できるようです。これを見て購入決断に至ったわけですが…。

そんなこんなで、旧マシン(XTC3)と並べてみると、まるで大人と子供の比較のように規格が違いますね。(・Д・)ノ



XTC3もまだまだ使うつもりですが、移植できるものは取り付けました。

また、今回お世話になった「サトーサイクル」さんは、いろいろサービスしてくれました。
店名ロゴが入ったボトルまでプレゼントしてくれました。


それからツールボトルと一応予備チューブも購入しておきました。
また新しい家族(?)が増えました。
しかし、家の中もチャリでごちゃごちゃしてきたのも事実。
また末永く大事に使っていきたいと思います。
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2箇月にわたる闘病日記。

先の記事でちょっとは触れていたけど、人間ドックで指摘されたモノの処理がこの度終了した。
見つかったのは「胆嚢結石」であり、日本人の10人に1人の割合で罹患するという割とポピュラー(?)な疾患だ。
別にこんな内容を残さなくてもいいのかもしれないが、自身の備忘録として記録しておこうと思った。

胆嚢とは、肝臓の下に位置する臓器で、肝臓で生成された消化作用をもつ「胆汁」を濃縮して十二指腸へ注ぎ込む、いわば胆汁のサービスタンク的な役割をもつ臓器だ。
ここにストックされた胆汁が、何らかの原因で結晶化すると「胆石」となり、身体に影響を及ぼす。
無症状のケースも多いと聞くが、これが移動して胆管や肝臓、または膵臓に引っかかったりすると重大な症状を及ぼすということらしい。
人間ドックのエコーでこれが判明し、医師と相談した結果、根本的な治癒は「臓器を摘出するしかない。」とのことであった。
「臓器の摘出」と聞くと、一瞬頭の中が真っ白になりがちだが、この臓器は生命維持にはほとんど関係なく、取ってしまってもほとんど問題は生じないというのだ。
この”ほとんど”というのが気にかかるが、自身の判断は意外と早く、家族に相談する前に「んじゃ取ってください。」と返答した。
医師も「うん、その意思があるからこそ今日見えられたんですもんね。」との回答。
症状らしい症状というのは感じなかったのだが、言われてみれば、右の肋骨下あたりに違和感というか鈍痛的な感触があったことが否めない。
手術にあたっての不安は正直なく、「面倒極まるものを取り除くことがようやくできる。」的な思惑だった。

手術は開腹ではなく、「腹腔鏡下手術」といわれるもので、腹に3~4箇所の穴をあけ、そこから内視鏡的なものを用いて臓器を切除、取り除くというもの。単純手術では、この方法が多いらしい。
特徴は、「傷が少ない。」「術後の痛みが比較的軽い。」といったもの。
それでも全身麻酔を用いる手術なので、これも初体験でワクワク(?)してしまった。
【入院日】
入院したのが10日の日曜日、手術は翌日午前中に行われる。
この日まで、血液・心電図・CT・MRIなど様々な術前検査が行われたが(これが結構面倒だった)、手術に影響はなく、医師からGOサインが出た。

入院すると、予算面もあり部屋は相部屋。
ほかに3人の患者さんが先におられた。
早速、挨拶をすると皆さん良い感じの人ばかりで、一応ほっとする。
しかし、持っている疾患は、自分とは比較にならない重大疾患で言葉を失う。でも、一言一言にネガティブさは感じられない。
ほかの部屋からは悲鳴らしきものが聞こえてくるので、このあたりが何とも…。

初日ははっきり言って何もやることがない。
暇なので、あらかじめ読み止まっていた好きな小説を久しぶりに堪能する。
横溝正史の作品は、何度読み返しても飽きが来ない。(”本陣殺人事件”と”車井戸はなぜ軋る”を読破しました。)
腕には静脈路に薬を投与するための、三方活栓が付けられる。


入院した患者には、DVDで手術時の注意点が教えられる。(これも今風なんだなぁと)
せん妄といって、術後に不穏状態となる患者もいるらしい。


初日は普通(?)の食事が与えられる。
それでもやはり病院食。味は全て薄味であったが、ありがたく頂戴しました。

【入院2日目】
11日9時30分。「それでは手術室へ移動します。」との看護師の案内により手術室へ向かう。
この手術室は独特の雰囲気だ。テレビで見ているそれとまさに同じ。
言われるまま術台に横たわると、早速腕やら足やらに心電図モニターや血圧計などが取り付けられる。
新型コロナの影響で、院内ではマスク着用が必須であったが、マスクの上から酸素マスクが取り付けられる。
「それでは、麻酔薬を投与していきます。普通に呼吸をしていてください・・・・。」
甘~い匂いがしたかな・・・と感じたが、記憶にあるのはここまで。
いつ記憶をなくしたのか全く覚えていない。さすが全身麻酔。(とへんてこな感心ぶり)
気が付いたときは部屋のベットの上だった。

「〇〇さん、手術終わりましたよ。」
そう呼びかける医師の言葉が耳に入り、目を覚ました。
何が何だか分からない状態で、「そうか、無事終わったのか。」と一応の安堵感を得る。
併せて、執刀してくれた医師に「大変お世話になりました。」との感謝を伝える。
麻酔がまだ効いているせいか、痛みらしきものは全く・・・いや、ある!
いくら腹腔鏡下手術といえど、腹に穴を4箇所開けられるので、それなりの痛みは生じている。
しかし、我慢できない痛みではない。
身体を動かすと、筋肉痛のような痛みが走るだけだ。
「これなら、なんとかなるな。」と痛みに対しての不安がここで消える。
(その後も、痛み止めの処方は断りました。)
痛みよりも嫌だったのが、「導尿カテーテル」である。(´・_・`)
これも初めての経験だったが、痛みはないものの違和感が著しい。
「これ、取ってもらえませんか?」との問いには「明日ね。」で終わり。(´・_・`)
この日は絶食となり、ベッド上でしばらくの間、絶対安静状態となる。
こんな退屈なものはない。
【入院3日目】
何度か医師が回診に訪れ、状態を確認していく。抗生剤の点滴は打ちっぱなしだ。
そしてようやく導尿カテーテルが外される。これが一番うれしかったりする。
排尿に影響は全くなかった。

食事が再開する。基本的には柔らかい粥食だが、徐々に固めになっていく。
おかずは写真のようなものだが、大変ありがたかった。(なんせ、楽しみが食事しかないので。テレビつまんないし。)

病院内をリハビリで歩くよう指導される。
歩くのははっきりいって苦痛でも何でもない。ただ、同じ廊下をひたする往復するのに飽きて、すぐ止めてしまった。
んでもって、血液検査などを行う。
そして、医師が「明日、退院しますか?」と告げにくる。
正直「えっ?」てな感じだった。((´・ω・`;))
ネットなんかで予備知識として、この腹腔鏡下手術は4~5日で退院できるケースもあるとは知っていたが、術後2日目で退院の話が出るとは。
「術後、全く問題なさそうなんで、退院してもらってもいいですよ。入院続けてもいいですけど。」
入院していれば、ゆっくりできるというのもあるが、正直仕事も含めてやることはたくさんある。
「それじゃぁ、退院します。」
「分かりました。退院の手続きをとります。さすがに身体、丈夫ですね。」
こんな感じで入院3日目、術後1日目が終わっていく。
【最終日】
あっという間であったが、退院日を迎える。
午前中に栄養指導が行われ、退院後の注意事項が伝えられる。
基本的に何食っても構わないが、ほどほどにとのこと。
派手な運動はしばらくは禁止らしい。
また、外来診療日を伝えられ、病院を後にした。
【最後に】
この2箇月間、こんな風に内蔵疾患と闘ってきましたが、終わってみればあっという間でした。
お世話になった人間ドック・病院のスタッフには本当に親切に対応してもらいまして感謝しています。
一つ臓器を失って、「臓器摘出ダイエット」を敢行したわけですが、50歳を過ぎたら正直人間ドックは必須であると感じました。
これがもし、職場の健康診断だけであれば、この疾患は見つからなかったはずです。
40歳まではセーフでも、50歳代になると、途端にがたが生じることもよく分かりました。
もしこれを読んでいる方が、相応の年齢であるならば、躊躇わず一度は人間ドックのお世話になるべきです。
健康はお金では買えないので。
以上、簡単ながら、闘病日記でした。(・Д・)ノ
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