高藏寺・三重塔を訪問
いわき市の高倉町という町に、杉林に囲まれた小高い山がある。
この山中に、”海雲山 高藏寺”(かいうんざん こうぞうじ)という寺がある。この寺の敷地内に、福島県の重要文化財として指定されている”三重塔”がひっそりと鎮座している。
いわき市では、こういった三重塔のような建築物は、おそらくこの場所にしかないと思われる。
市内でも、平や小名浜のような市街地に住んでいる人には、あまり知られていないかもしれない。
そんな文化財を見学にポタポタしてみた。
この寺に向かうには、いわきの植田駅前から伸びる環状線を中岡町方面に走らせる必要がある。
途中、後田のトンネルを抜け、上り状になっている県道をエイコラエイコラと進んでいく。
県道からの入口は、案内標識があるので比較的分かりやすい。
後ろの高台は、磐城農業高等学校が位置している。
今日も相変わらず、猛暑日であった・・・。
澄み切った青空と、金色の稲穂に囲まれた田園市道を進んでいく。
風は追い風で、自転車にとっては走りやすかった。
収穫間近の稲穂の間に、このような見張り番がチョイチョイ立っている。
目が合うとドキッとするが、ターゲットの雀やカラスのような生き物は、完全に無視をしてついばんでいる。
知恵比べでは向こうの方が一枚上手なのかもしれない?
ここが、お寺の入口だ。
写真の境内へと続く道を右手に進むと、本堂に。左手に進むと、三重塔へつながる参道となっている。
今日は、誰にも遭遇せず、ひっそりとした参道をマシンを押しながら進んでいった。(当然ながら境内で自転車に乗るような罰当たりはしませんでしたよ。)
参道は、結構な上り坂で、地面は砂利が敷き詰められていた。
雨の影響なのか、轍がはげしく形成されていて、歩くにも足元注意!といった感じだ。
この参道・・・・・結構長くてきつかったです。
しかし、神社の参道なんかもそうなんだけど、必ずといっていいほど杉林に囲まれていて、神秘性を醸し出している。
あたりはセミの鳴き声しか聞こえない。
頂上に到着すると、最初に目に触れるのが”観音堂”。
折角なのでお参りしてみました。
(「一刻も早く、元の街を取り戻せますように・・・・神様、仏様・・・ブツブツ。」)
この観音堂の周囲は結構な広さで、大晦日や元旦、さらには七五三なんかの時季には多くの参拝者が訪問するのであろうことは予想が付く。
観音堂の正面の階段を下ると、その三重塔が姿を現す。
-(゚д゚)- うん、確かに立派な塔だ。
この三重塔は、安永3年(1774年)、当山17世住職承隆和尚により再建されたとのことで、高蔵寺は寺伝によれば大同二年(807)徳一大師によって開かれ、以後観音霊場として栄えた・・・との伝えがあるよう。
この徳一大師という人は、かの最澄や空海と匹敵する程の法力を持っていた僧であったとのこと。
また、永正十五年(1518)に磐城三十三所観音の六番札所になり、慶安元年(1648)徳川家光より永代三十石の御朱印を授けられた由緒ある名刹との記述が残されているようです。
こういった文化遺産は、これからも末永く保存していきたいと感じます。
・・・・・・・・・・・・・と、このあと、帰路につこうと思い、自転車に跨ろうとしたところ、
・・・・・・・ない!。胸の襟にかけていたサングラスがない!・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・どうやら、参道の途中に落っことしてきてしまったようだ。
仕方なく、参道を歩いて逆戻り。
2往復した結果、側溝脇の草むらの中に飛んでいるマイサングラスを発見。
若干傷がついてしまっていたが、とにかく良かったの一言!-(´▽`)-
結構高かったサングラスだったので・・・・・。
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