XTホイール【WH-M775】のオーバーホール作業(フロントハブ編)。
それでは、前回に続いて「フロントハブ」の確認をしていきます。
写真的には、ほぼ同じような絵ばかりになりますが。
あ、ちなみに玄関内で作業していますが、この手のメンテナンスは室内の方がよろしいと思います。
ホコリが付いたりすると面倒な結果になるし、小さいパーツが風で吹っ飛んでいってしまうことも考えられますので。
ディスクローターを外していきます。
ディスクローター固定側です。
反対側です。
フロントハブは、リアと異なりディスクローター側が固定されているので、反対側からバラしていくことになります。
ダストキャップをマイナスドライバーで外します。
傷を付けないようにやさしく。
外れました。
ベアリングのシールドが見えてきます。
玉押しを外すのは、リア同様に【5mmアーレンキー】と【17mmスパナ】です。
結構強いトルクがかかっているので、軍手をつけて「エイ!」と力を入れます。
玉押しを外していきます。
あれっ、こちらもグリスの姿が見えませんね~。
右側の玉押しを外したら、ディスクローター固定側からシャフト棒を引き抜きます。
うっすらとデュラグリスが残っていますが・・・・あんましいい状態じゃないですね、これは。
フロント左側(ディスクローター固定側)。
フロント右側。
やっぱし、グリスは流れてしまっているようです。
ここまでよく放置してきたと反省ですこれは。
内部をクリーニングしていきます。
写真ではティッシュを使っていますが、できれば布切れやキッチンペーパーのような物の方がいいかもしれません。
ティッシュではちぎれたものが内部に残ってしまう可能性がありますね。
取り敢えず、綺麗にワンの内部をクリーニングしました。
シャフト軸や玉押し部分を確認しますが、これまた幸いなことに傷はありませんでした。
ベアリング自体にも傷がないので、グリスアップだけで話は済みそうです。
あとはリア同様にグリスを付けて、ベアリングを戻していきます。
ちなみに、このXTハブは、フロント側に関しては両サイド共に、リテーナー式のベアリングが装着されていますので、作業自体は非常に楽できます。
たっぷりとデュラグリスを詰め込んでいきます。
グリスをたっぷりと塗ったシャフト棒を戻していきます。
玉押し部品をはめて、シールドを被せます。
あとは例によって、玉当たり調整を行います。
できれば、バラす前にどの程度の回転力・抵抗があるのか確認しておくと、作業後との比較ができていいかもしれません。
ゴリ感・ガタつき感を排除した位置でロックします。
まぁ、こんなもんでしょうと、若干の不安を残しながらも玉当たり調整は終了。
ブレーキディスクローターを戻していきます。
で、全ての作業が終わりました。
グリスが新しいせいもあるので、ニュルニュルとした感触で回転しますが、直に馴染んでくるでしょう。
あとは走行してみてガタつき感がないか確認ですね。
一回経験してしまえば、それほど難しい作業でもありません。
シマノのホイール(ハブ)は、ほとんどがカップアンドコーンという、頻繁にメンテナンスを行うことを前提としたつくりになっているので、このタイプのハブを使っている方は、メンテを欠かさず実施することが大事ですね。
自分で無理という方は、ショップに持ち込んで実施しましょう。
(↓ ランキングに参加しています。よろしかったら、ポチッとクリックお願いします。)
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
« アクセス数が10万件を超えました。ありがとうございます。 l ホーム l XTホイール【WH-M775】のオーバーホール作業(リアハブ編)。 »